狙いは生涯初のタッグ王座だ。WWEの〝格闘女王〟ロンダ・ラウジー(36)が、ロウに電撃登場した。 4月の祭典「レッスルマニア39」では、タッグ4WAY戦にシェイナ・ベイズラーとのコンビで出場して快勝。だが祭典後は姿を見せず、「WWEドラフト」でスマックダウンからロウに移籍が決定しても鳴りを潜めていた。 今週のロウ(ノースカロライナ州グリーンズボロ)では、WWE女子タッグ王者のリブ・モーガン&ラケル・ロドリゲスがソーニャ・デビル&チェルシー・グリーンを相手に防衛戦を行う予定だったが、リブが負傷により欠場。王座戦は延期となり、代わりにラケルとチェルシーがシングル戦で激突した。 試合はラケルがテハナボムで貫禄勝利。大型ビジョンの下で、女子タッグのベルトを掲げた時だ。マイクを持ったロンダが突如現れ、ラケルの横腹に飛び蹴り一発。さらにシェイナが馬乗りになり、ラケルにパンチの嵐を浴びせた。 ロンダが倒れたラケルの髪をつかみながら「ヘイ、チャンプ! 質問だけど、そのタイトルをどうするつもりなんだ?」と言うと、シェイナも「待ちくたびれたよ!」と叫び、女子タッグ王座挑戦の意志をあらわにした。 さらに「毎週毎週、同じことをやってやる。もう一つ…」と言い放つと、ラケルの左腕をつかんだ。そこにシェイナが卑劣なキックを叩き込んで、ラケルをKO。元MMAファイターコンビは大の字のタッグ王者を見下ろしながら、不敵な笑みを浮かべた。 柔道では北京五輪女子70キロ級銅メダル、MMAではUFC女子バンタム級王座、WWEではロウとスマックダウンの女子王座を獲得した格闘女王も、タッグのタイトルは手にしたことがない。生涯初のタッグベルト獲得へ、悪の進撃が始まった。 初山潤一 文章导航 中谷潤人、キャンプ打ち上げスパー300回超 王座決定戦へ「やり切った」16日ラスベガス入り 映画『クリード』主演ジョーダンが来日、山中慎介ら激闘シーンに”リアル、本格的!”と絶賛