20歳ルーネ 3時間の激闘の末ベスト8進出、次戦はジョコビッチ＜男子テニス＞

男子テニスのBNLイタリア国際（イタリア/ローマ、レッドクレー、ATP1000）は16日にシングルス4回戦が行われ、第7シードのH・ルーネ（デンマーク）が予選勝者で世界ランク77位のA・ポピリン（オーストラリア）を6-4, 5-7, 6-4のフルセットで下し、大会初のベスト8進出を果たした。

20歳のルーネは4月のロレックス・モンテカルロ・マスターズ（モナコ/モンテカルロ、レッドクレー、ATP1000）で大会初の準優勝。翌週のBMWオープン（ドイツ/ミュンヘン、レッドクレー、ATP250）では2連覇を達成したが、その後のムチュア・マドリッド・オープン（スペイン/マドリッド、レッドクレー、ATP1000）では3回戦で姿を消している。

今大会は2回戦で予選を勝ち上がった世界ランク119位のA・フィス（フランス）をストレートで、3回戦ではワイルドカード（主催者推薦）で出場していた同130位のF・フォニーニ（イタリア）をストレートで下して4回戦へ駒を進めた。

この試合の第1セット、ルーネは1ブレークアップとして47分で先行する。続く第2セット、両者サービスキープを続けるもルーネは第11ゲームから2ゲームを連取され、1時間6分で1セットオールに追いつかれる。

迎えたファイナルセット、第5ゲームでポピリンのサービスをブレークしたルーネだったが、第9ゲームでは4本のマッチポイントを逃す。それでも第10ゲームで自身のサービスをキープし、3時間の激闘の末に試合を制した。

勝利したルーネは準々決勝で第1シードのN・ジョコビッチ（セルビア）と対戦する。ジョコビッチは4回戦で第13シードのC・ノリー（イギリス）を6-3, 6-4のストレートで下し、17年連続のベスト8進出を果たした。

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