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<全米プロゴルフ選手権 事前情報◇16日◇オークヒルCC(米ニューヨーク州)◇7394ヤード・パー70>

先月行われた2023年メジャー初戦の「マスターズ」を制したジョン・ラーム(スペイン)。今季はすでに4勝を挙げて、現在の世界ランキングは1位。「自信があって、いい気分。この波に乗り続けられたらいいなと思う」と、会見では好調さに胸を張り、今季メジャー2戦目「全米プロゴルフ選手権」を迎える。

2021年に「全米オープン」でメジャー初優勝を遂げたラームは、マスターズも制し、“キャリアグランドスラム”の折り返し地点につけている。優勝予想ランキング(パワーランキング)では2番手に挙げられるなど、今大会のV最有力としての呼び声も高く、メジャー連勝にも大きな期待が寄せられている。

長い歴史のなかで、キャリアグランドスラムを達成したのは長い歴史のなかでわずかに5人。ジーン・サラゼン、ベン・ホーガン、ゲーリー・プレーヤー(南アフリカ)、ジャック・ニクラス(米国)、そしてタイガー・ウッズ(米国)。ローキー・マキロイ(北アイルランド)とジョーダン・スピース(米国)はあとひとつで達成となるが、その悲願は毎年お預けにされている。

スペインの英雄、セベ・バレステロスでさえも成し遂げられなかったその快挙については「それほど多く考えてはいない」といたって冷静。「もちろん今週や全英オープンで優勝すれば、本当に現実のものとなるが…」と話す一方で、「でも2つのメジャーを勝つのは簡単ではないし、どれを勝つか選ぶのは、考えるだけでも少しおかしい」。ラームとしては、どのメジャーで勝ちたいかは考えられるものではなく、“メジャー”に勝つことを目標にしている。

「グランドスラムを達成することは素晴らしいこと。でも、生意気に聞こえるかもしれないけど、グランドスラムよりもメジャーを何回優勝するかに重点を置きたい」。そしてその積み重ねが、自然とグランドスラムにつながっていく、というのがラームの考えだ。

それでも、同一年でのメジャー複数回優勝については、意識していることは隠せない。「ひとりの選手が1年に複数のメジャーを制することはあまりない。そのリストに自分の名前を加えることができたらうれしい」。19年のブルックス・ケプカ(米国)、15年のスピース、そして14年のマキロイと、直近の達成選手をラーム自身で説明できるほど、その快挙は誰にとっても印象的。それと同時に、どれだけ調子がよくても達成するこは難しいことでもあることは、よく理解している。

今シーズンは12試合(うち1試合棄権)に出場し、トップ10入りは9回という絶好調男。この勢いに乗って、グリーンジャケットを手にした次は“ワナメーカー・トロフィー”の獲得を目指す。


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