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先週末に行われたラ・リーガ・サンタンデール第34節で、バルセロナが4試合を残して優勝を決めた。2018/19シーズン以来4季ぶり、通算27度目のタイトルで、1月のスーペルコパ・デ・エスパーニャに続く今季2冠目。シャビ・エルナンデス監督は選手として、監督としてラ・リーガ・サンタンデールを制した数少ない存在としてクラブの歴史に名を残すことになった。

第34節エスパニョール戦を制した時点で27勝4分け3敗の勝ち点85。2位レアル・マドリーに14ポイントもの差をつけての独走優勝を果たした原動力は何だったのか、以下に5つの要因を振り返る。


25試合完封の堅守
ヨーロッパの5大リーグを見渡しても、今季のバルセロナほど少ない失点数に抑えているチームは他にない。昨夏にマルコス・アロンソ、アンドレアス・クリステンセン、ジュール・クンデを補強した守備陣はスペイン随一の堅守を誇る。ロナルド・アラウホはシーズン半ばに引退したジェラール・ピケに代わってディフェンスリーダーに成長。19歳のアレハンドロ・バルデは多くの試合でジョルディ・アルバをベンチに座らせるほど出色のパフォーマンスを発揮するようになった。さらには守護神マルク=アンドレ・テアシュテーゲンが見る目を疑うほどのスーパーセーブを連発することで、ここまでわずか13失点、25試合で完封という驚異的なペースを維持している。


新たな得点源、レバンドフスキ
昨夏に加入したロベルト・レバンドフスキは、リオネル・メッシが退団して以降、チームに欠けていたものをバルセロナにもたらした。メッシはバルセロナを去る2021年までに8度もリーグ得点王に輝き、そのうち7度は30ゴール以上記録している。それだけにメッシが抜けた2021/22シーズンは得点力の低下が顕著で、メンフィス・デパイの12ゴールがチーム最多だった。その点、今季はレバンドフスキが新たな得点源として期待通りの活躍を見せ、ここまで出場30試合でリーグトップの21ゴールを記録。巧みなポストプレーやハイボールの競り合い、精力的なプレッシングでも貢献し、欠かせない存在となっている。


カンプノウでは負け知らず
期待の新戦力、魅力的なフットボール、4季ぶりのタイトル奪還への期待感といったいくつもの要素がモチベーションとなり、今季は平均8万2000人ものファンが毎試合カンプノウ・スポティファイを訪れてきた。それだけ多くのファンの後押しも力となり、ここまでホームの17試合ではわずか2失点しか許さず、無敗を維持。引き分けに終わった3試合(第1節ラージョ・バジェカーノ戦、第15節エスパニョール戦、第28節ジローナ戦)以外の14試合で勝ち点3を手にしている。


チャンス生かした脇役たち
名実ともにチームの要であるペドリ、ウスマン・デンベレの2人は今季、多くの試合を怪我で逃してきた。その数、ペドリは11試合、デンベレは17試合。しかもシーズンの山場である2月から4月にかけて、シャビ監督は彼ら抜きでの戦いを強いられている。それでもバルセロナが独走優勝を成し遂げることができたのは、今季加入したラフィーニャやフランク・ケシエ、そしてあらゆるポジションをこなすセルジ・ロベルトといった脇役たちが与えられたチャンスを生かし、重要な勝利に貢献してきたからだ。ケシエとセルジ・ロベルトのゴールにより2ー1で制したレアル・マドリーとのエル・クラシコは、その最もたる例だと言えよう。


シャビ監督の戦術的修正
相次ぐ負傷離脱やFW陣の一時的なスランプもあり、シャビ監督はとりわけワールドカップ以降の多くの試合で4人のMFを同時起用するようになった。4ー3ー3のシステムはそのままに、マイボール時はバルデが実質的な左ウイングとなり、「偽ウイング」として起用されたガビやケシエが中央に入ってレバンドフスキの近くでプレーする。この形により中盤の支配力とプレスの質が高まっただけでなく、より多くの人数を攻撃にかけられるようにもなった。


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