女子テニスのBNLイタリア国際(イタリア/ローマ、レッドクレー、WTA1000)は15日、シングルス4回戦が行われ、第20シードのJ・オスタペンコ(ラトビア)が第8シードのD・カサトキナを6-4, 4-6, 6-0のフルセットで破り、ベスト8進出を果たした。この試合の第2セット、1つの判定を巡りオスタペンコが審判に暴言を吐く場面があった。 第1セットからブレークの応酬となったこの試合、2017年の全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)で優勝経験のあるオスタペンコは世界9位のカサトキナに対し3度のブレークに成功し先行する。 しかし第2セットは第1ゲームでブレークされると挽回できずに中盤へ。事件はオスタペンコから見て2-4とした場面、自身のサービスゲームで起きた。15-30とピンチを招いたオスタペンコがコートインと判断されたカサトキナのショットにチャレンジを申請し主審がボールの跡を確認。オスタペンコはアウトだと確信していたが、主審はインと判定した。この時点で声をあげたオスタペンコは大会の本部に問い合わせてボール跡を照会してほしいと進言したが、主審は審判の判定に大会側から覆すことはできないと説明。 主審はオスタペンコに対し「彼ら(大会側)は私の決定について、あなたを助けることはできない。後で説明してほしい」と話した。 この説明にオスタペンコは激昂し「あなたは私の試合に2度と出られないわ!」と叫びベースラインに戻っていった。 15-40となりブレークされるピンチを招いたオスタペンコだが、このゲームはここから4ポイントを連取しキープ。しかし、リターンゲームでブレークを奪うことができずセットカウント1-1に追いつかれる。 ファイナルセット、オスタペンコは怒涛の攻撃を見せて2度のブレークに成功し5-0と圧倒。第6ゲームでもブレークを奪い、カサトキナにキープをさせることなく1時間59分で勝利した。 準々決勝では世界ランク35位のP・バドサ(スペイン)と同52位のK・ムチョバ(チェコ)のどちらかと対戦する。 文章导航 【バレー】男子日本代表 国際親善試合(日本対中国)の出場選手15人が決定 テニス=ジョコ、ナダルらとのライバル争いで「強くなれた」