F1第6戦エミリア・ロマーニャGPの開催が週末に迫る中、悪天候からサーキット近隣の川が氾濫する可能性があることで、F1関係者がパドックから避難するよう指示が出される事態となった。 イタリアは今月悪天候に見舞われており、嵐や洪水が起きている。その状況は今週に入っても改善される気配がない。 実際、月曜日(5月15日)の夜には市民保護局が今週末にF1が開催されるイモラ・サーキットのあるエミリア・ロマーニャ地方に気象警報を発令し、事態はさらに深刻化していた。地方政府は最も被害の大きい地域では火曜日に最大100mmの降雨がある可能性があると警告している。さらに水曜日には、平均で150mm程度の降雨になると予想されている。 そして16日(火)、F1パドックでレースウィークに向けた準備を行なっていたF1チームと関係者に向け、避難指示が出されるに至った。 SNSへ投稿された映像では、同地域に長く降り続けた雨の影響で隣接するサンテルノ川の水位が上昇していることが確認できる。そして、パドックとテレビ用施設は水浸しになるなど、既に降り続く雨の影響を受けていることも示されている。 なお洪水の危険性が高いため、国家危機管理ユニットの会議により学校および水没の恐れがある道路が閉鎖される可能性が示され、市民にはできるだけ旅行を控えるよう勧告も行なわれている。 レースウィークまではまだ時間はあるが、後者の移動を控えるようにとの呼びかけは、イタリアやその他の国からレース前に移動する多くのファンの考えに影響を及ぼしてくるものとなるだろう。なお、冠水によって駐車場や観戦エリアが使用不能になる可能性もある。 予報によると、こうした雨は決勝レースの行なわれる日曜日まで降り続く可能性があり、開催を危ぶむ憶測も広がっている。 Adam Cooper 文章导航 チーム内争いは“贅沢な問題”だとレッドブルF1代表。重要なのは「ドライバーを疑心暗鬼に陥らせずに平等に扱う」こと 「イモラとモンツァは絶対にF1カレンダーに共存しなくてはならない」とイタリア副首相