来年9月カナダのロイヤルモントリオールGCで開催される米国対インターナショナル選抜のチーム対抗戦「プレジデンツカップ」の米国キャプテンにジム・フューリックが選出された。 ジム・ヒューリックとマイク・ウィアーの誕生日は1970年5月12日!「キャプテンに選ばれたことを心から光栄に思っています。ここ数十年にわたってこのイベントが今日のようなグローバルなショーケースへと大きく進化してきた勢いを引き継ぎ、歴代の偉大なキャプテンの功績の足跡に倣いたいです」 と抱負を述べたフューリック。 94年にスタートしたこの大会の戦績は、米国が12勝1敗1分とインターナショナルを圧倒。目下9連勝中ということもあり、フューリックにとっては負けられない戦いになる。 すでに15年&17年大会で副キャプテンを務め、経験は十分。 ただ18年の欧米チーム対抗戦ライダーカップ、パリ大会ではキャプテンとしてスター軍団を率いながら、7ポイント差の大敗を喫している。 本人のプレジデンツカップの戦績は7回出場で、タイガー・ウッズ、フィル・ミケルソンに次ぐ勝率65・15パーセントを誇っている。 特に11年ロイヤルメルボルン(オーストラリア)で開催された大会では負けなしの5戦5勝で5ポイント。5ポイントを挙げたのは歴代6人しかおらず、フューリックが4番目の達成者。 2人目は丸山茂樹でやはりロイヤルメルボルンで行われた98年大会で破竹の5連勝を記録し、チーム唯一の勝利に貢献している。 余談だが、同イベントの最年少出場は石川遼(18歳21日)。この記録はいまだに破られていない。 インターナショナルのキャプテンはすでに地元カナダのマスターズチャンピオン、マイク・ウィアーに決まっているが、面白いのはフューリックとウィアー、生年月日がまったく一緒だということ。 ともに1970年5月12日生まれとは奇跡のような偶然である。決して派手ではない2人だが、チームを率いる手腕はいかに? ※週刊ゴルフダイジェスト2023年5月30日号「バック9」より 週刊ゴルフダイジェスト 文章导航 渋野日向子「地力は着いた」米ツアー2年目で予想以上の成長を実感 今季国内初戦 前年覇者・今平周吾はバーディ合戦に向けて「しっかりフェアウェイをキープ」