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女子テニスで世界ランク2位のA・サバレンカは15日にインスタグラムのストーリーズ(24時間で消える投稿)を更新。今年のウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)に出場するにあたって、まだビザが下りていないことを明かした。

ベラルーシ出身で24歳のサバレンカは今季、1月のアデレード国際1(オーストラリア/アデレード、ハード、WTA500)と全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)で優勝。その後、3月のBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、WTA1000)と4月末のポルシェ・テニス・グランプリ(ドイツ/シュトゥットガルト、レッドクレー、WTA500)で準優勝すると今月のムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、WTA1000)で3勝目を飾った。現在行われているBNLイタリア国際(イタリア/ローマ、レッドクレー、WTA1000)では2回戦で敗退した。

今回サバレンカは自身のインスタグラムのストーリーズで質問を募集。そのうちの1つで「今年のウィンブルドンで試合をすることを楽しみにしているか」という質問に「まだビザの承認が下りていない…」と明かした。

イギリスのLTA(ローンテニス協会)は昨年、ウィンブルドンを含むイギリス国内で開催される国際大会について、「ロシア政権がロシアやベラルーシの選手の参加によって、何らかの利益を得ることは容認できない。したがって、私たちは遺憾の意を表明し、ロシアとベラルーシの選手が2022年の同大会にエントリーすることを拒否する」とし、同国選手の出場を拒否。

男子プロテニス協会のATPと女子テニス協会のWTAはこの決定についてランキングシステムの整合性を損ない、ランキング協定とも矛盾するとして、昨年のウィンブルドンはポイント対象外の大会として開催された。

しかし今年に入り3月31日に、LTAは今年のウィンブルドンではロシアおよびベラルーシ国籍の選手のエントリーを、中立的な立場で適切な条件を満たしたうえで迎え入れることを明らかにした。

ウィンブルドンを主催するオールイングランド・ローンテニス・アンド・クローケー・クラブのチェアマンを務めるイアン・ヒューイットは今回の決定について、「イギリス以外のテニスイベントでは、ロシアとベラルーシの選手が「中立な」選手として出場し、1年間が経ちました。また現在テニスを取り巻く環境では、グランドスラム間の整合性がますます重要であると考えています」と発表した。

tennis365.net


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