ウェイン・テイラー・レーシング・ウィズ・アンドレッティ・オートスポートは、2024年のIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権に、2台目のアキュラARX-06を投入すると発表した。 LMDh規定車両が参戦する『GTP』クラスが導入された2023年のIMSAには、WTRから1台、メイヤー・シャンク・レーシングから1台、計2台のアキュラARX-06が参戦している。 WTRから追加参戦する車両は、2024年1月の開幕戦ロレックス・デイトナ24時間レースでデビューする予定だという。 WTRはこれまで、ウェザーテック選手権の最高峰クラスで1台体制のプログラムに専念してきたが、昨年末に結ばれたアンドレッティとの新たな提携により、その参戦台数をいよいよ倍増させることとなった。 チームは5月16日、リッキー・テイラーとフィリペ・アルバカーキが来季も引き続き10号車アキュラARX-06のステアリングをシェアすることを認めた。一方、追加される姉妹車のラインアップは後日明らかにするという。 チームオーナーのウェイン・テイラーは、「2台体制にすることは、常に我々の計画としてあった」と語る。 「2台体制にすることで多くの利点があり、現在、他のファクトリーバックアップされた2台体制のライバルに対抗するためには、それが不可欠なのだ。HPDホンダ・パフォーマンス・デベロップメントと(シャシーパートナーの)オレカは、素晴らしいレーシングカーを作り上げた」 「今シーズンを振り返ってみても、どこへ行っても最速であることが証明されており、我々は倒すべき存在として周囲からマークされるマシンを手に入れたと思ってる」 「HPD、オレカ、アンドレッティ・オートスポート、そしてすべての企業パートナーの組み合わせにより、我々は本当に強力な組織を手にしている」 アンドレッティ・オートスポートの会長兼CEOであるマイケル・アンドレッティは、「2台体制に拡大することは、WTRアンドレッティ・チームだけでなく、新しいGTP時代におけるアキュラとHPDの関係の進歩や成功を示すものだ」と述べている。 「アンドレッティ・オートスポートは、我々の経験とリーチを生かし、WTRアンドレッティが勝利の道を歩み続けるために、適切な人材を見つけ、適切なリソースを提供するというサポートに注力している」 WTRは2021年シーズンを前にキャデラックからアキュラに乗り換え、すぐにアキュラARX-05でデイトナ24時間レースを制した。また、(GTPの前身にあたる)DPiドライバーズ選手権では2度の2位を獲得している。 HPD社長兼テクニカルディレクターのデビッド・ソルターズは、「ウェイン・テイラー・レーシングとアンドレッティ・オートスポートの組織全体の強さと深さは、2021年のパートナーシップ開始直後から我々に感銘を与えてくれた」と語っている。 「それは、新しいハイブリッド車両であるアキュラARX-06のマシン開発を通じても、続いている」 「これは非常に複雑なクルマだが、WTRアンドレッティの全員がこのチャレンジに立ち向かったのだ」 「彼らとのパートナーシップは非常にやりがいのあるもので、2024年にIMSAに2台目の参戦を果たし、アキュラのファクトリーワークスとして継続することを期待している」 WTRは、拡大するGTPへの取り組みと並行して、来季も93号車アキュラNSX GT3 Evo22をGTDクラスで走らせることを計画している。 [オートスポーツweb ] 文章导航 2023年の全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権に横浜ゴムがタイヤ供給支援へ。ハンコック工場火災の影響うけ スーパーフォーミュラ・ライツ、ハンコックの工場火災受け横浜ゴムがタイヤ供給支援へ。今季不足分を供給