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<NBAプレーオフ(PO):レイカーズ126-132ナゲッツ>◇西カンファレンス決勝(7回戦制)◇第1戦◇17日(日本時間18日)◇米コロラド・デンバー◇ボール・アリーナ

 西カンファレンス7位のレイカーズが、同1位のナゲッツに126-132で惜敗した。

 日本選手として地区決勝初出場の八村塁(25)は、ベンチスタートから出場28分10秒で17得点を挙げたが、際立ったのは守備。第4クオーターで過去2季連続最優秀選手のニコラ・ヨキッチ(28=セルビア)のマークにつき、抑え込んだ。先発の期待も高まる18日(同19日)の第2戦でも、勝敗を握る1つの鍵となりそうだ。

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 ヨキッチはNBAの戦術を変える存在だ。ポジションの通称は「ポイントセンター」。従来の概念にはまらないプレースタイルが持ち味だ。身長211センチ、体重129キロの肉体は俊敏さも備え、パスセンスも抜群で3点シュートも放つ。センターに入りながら、ゲームを組み立てるポイントガード役も担う。同じプレーを目指す選手も増えており、改革者の中心にいる。

 この試合では、八村にマークされた終盤は得点から遠ざかったが、出場42分で34得点、21リバウンド、14アシスト。3項目で2桁の記録を残す「トリプルダブル」達成は、今プレーオフだけで6度目となった。

 優れたパスセンス、ボール扱いの源流には、幼少期に取り組んだ水球の技術もあるとされる。17歳で母国セルビアのプロバスケリーグでデビューし、15年にNBAナゲッツ入り。「Jokic(ヨキッチ)」と発音できないチームメートから「Joker(ジョーカー)」と愛称を付けられ、今や広く浸透する。類を見ないスタイルで席巻し、20-21年シーズンで初の最優秀賞を獲得。センターでの受賞は21年ぶりで、翌21-22年シーズンも同賞に輝いている。

 ○…八村の「先発待望論」が起きた。終盤のヨキッチ封じの守備を見た海外メディア、ファンからは「彼が先発に必要だ」など次戦の起用を求めるSNSへ投稿が相次いだ。今季のプレーオフでは、この日を含めて13試合全てでベンチスタート。プレーオフでの先発となれば、ウィザーズ時代の21年6月2日、76ers戦以来となる。過去5回の先発では全て2桁得点をマークしている。

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