後半、5点目が決まり喜ぶ子どもたち(報知新聞社)後半、5点目が決まり喜ぶ子どもたち(報知新聞社)

◆明治安田生命J2リーグ ▽第16節 山形5―0大分(17日・NDソフトスタジアム山形)

 20位のモンテディオ山形は2位の大分を5―0で下し、今季初の完封勝利を達成した。5得点は22年4月10日の秋田戦(5〇1)以来1年1か月ぶり。MF藤田息吹(32)が前半19分の先制点など2ゴールを決め、クラブ史上初の平日デーゲームを飾った。ベガルタ仙台は熊本に1―0で競り勝ち、今季初の連勝。いわきFCは大宮を2―1で破って連敗を5で止め、ブラウブリッツ秋田は甲府に0―1で敗れた。

 子どもたちが総立ちになった。4―0で迎えた後半40分だ。MF藤田がハーフライン付近から右足を振り切った。「入れ~」と甲高い声が響く中、ボールはGKが飛び出し無人となったゴールに飛び込んだ。2得点を決めたボランチは「ラッキーでした」と笑顔で振り返った。

 絶対に勝ちたかった。この日は「エデュケーショナルデー」と題し、山形県内から約3000人の子供たち(幼稚園~高校生まで)を無料で招待。子どもたちは、スポーツの体験イベントなどでも楽しんだ。最高気温30度の中、少年、少女らが「頑張れ~」と声援を送った。

 すると前半19分、藤田が左クロスに右足で合わせ先制。自身の小学生の子から「ゴール決めてね」とエールをもらっていたパパが今季初得点を決めると、攻撃陣が爆発した。前半終了間際にFWアウベスが右足で2点目。後半20分にMF横山塁が至近距離から豪快に右足で決めると、同37分にはMF加藤大樹がこぼれ球を左足で押し込んだ。

 後半17分からピッチに入った加藤は、誰より燃えていた。今春、近所の小学生が「モンテは弱い」と言っていたのを聞いたという。今季は8連敗も経験。連敗中は返す言葉もなかったが「多くの子どもたちに『モンテは強い』と言ってもらいたい」と、気合を入れ直した。無様な姿を見せるわけにはいかなかった。

 13日のアウェー・仙台戦は1―2。悔しい敗戦となったがそのショックも乗り越え、好調・大分を相手に今季初の完封勝ち。渡辺晋監督(49)は「選手は、僕が思うよりたくましくファイティングポーズを取ってくれたかもしれない」とたたえた。

 21日にはホームでブラウブリッツ秋田を迎え撃つ。「モンテのサッカーはすごい、楽しいと思ってもらえたら」と藤田。“中1試合”で臨む「東北ダービー」第2ラウンドで、今度こそ勝利をもぎ取る。(高橋 宏磁)

 〇…水曜開催ながら、試合開始は午後1時半。中止や延期などの代替開催以外ではJリーグでも極めて珍しい平日デーゲーム。山形の相田健太郎社長は「お子さんが、いい空気をつくってくださった。一つ一つの演出に手拍子や拍手があった。(選手は)子どもたちの前で『みっともないところを見せられない』というのもあったと思う。打ち上げ花火で終わらせるつもりはないですし、来年以降も継続してできるように」と語っていた。

報知新聞社


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