5月16日、住友ゴム工業は5月18~21日にドイツ・ニュルブルクリンクで開催されるニュルブルクリンク24時間レースの参戦概要を発表した。 住友ゴムグループのファルケンタイヤヨーロッパが運営するワークスチーム『Falken Motorsports(ファルケン・モータースポーツ)』として、新型ポルシェ911 GT3Rの2台体制でFIA-GT3車両で競われるSP9クラスに参戦。さらに今大会も引き続き、ファルケンブランドで同大会のオフィシャルスポンサーを務めている。 住友ゴムグループは1999年以来、ニュルブルクリンク24時間レースに、ファルケン・モータースポーツとして参戦を続け、今年で参戦25周年を迎えた。 2022年は日中と夜間の路面温度の急激な変化や二日目の突然の降雨など、激しいコンディション変化の中でのレースとなり各所でクラッシュが多発し、完走すること自体が難しいレースとなったが、ファルケン・モータースポーツは2台のうち1台がポルシェ勢最上位となる総合9位でチェッカーを受けた。 またファルケン・モータースポーツは、ニュルブルクリンクで開催されている耐久シリーズの『ニュルブルクリンク耐久シリーズ(NLS)』の第5戦、第6戦で連続優勝するなど、2022年はシーズンを通して結果を残しており、今年のニュル24時間での走りにも注目が集まる。 なお、今年のニュル24時間へ向け、ファルケン・モータースポーツは新型ポルシェ911 GT3Rの2台体制となった。ニュル24時間初走行となる実績のない新車に合わせたタイヤを開発するにあたり、住友ゴム工業は「デジタルモデルを利用した予測・設計工程を繰り返し行うことで、試験機によるテストや実車テストの工程が削減可能となり、開発の効率化や試作タイヤの削減を実現しました」としている。 これは、住友ゴム工業のモデルベースタイヤの開発技術により、車両のデジタルモデルと目指す性能のタイヤのデジタルモデルを作成。それをベースにシミュレーションを実施し、試作をする前にタイヤの仕様を絞りこむことができたということ。2022年にもシミュレーションを活用し、タイヤ開発期間の大幅短縮に成功した上で、ポルシェ勢最上位となる総合9位でのフィニッシュを果たしたファルケンだけに、今年の活躍も楽しみにしたいところだ。 また、今年はSP4Tクラスに参戦するスバルテクニカインターナショナル(STI)の『SUBARU WRX NBR CHALLENGE 2023』へも、ファルケンタイヤを供給する。こちらはカルロ・ヴァンダム、ティム・シュリック、そして4年ぶりの参戦となる井口卓人と山内英輝がステアリングを握るほか、全国のSUBARU販売店から選抜された8名のメカニックがチームをサポートするとのことで、SP4Tクラスの戦いにも注目が集まるに違いない。 ■住友ゴム工業/ファルケン『ニュルブルクリンク24時間レース』活動計画クラス/チーム/車両/ドライバーSP9(FIA-GT3)/FALKEN Motorsports/ポルシェ911 GT3R(992)/33号車/クラウス・バッハラー/スヴェン・ミューラー/アレッシオ・ピカリエッロ/ニコ・メンゼル*SP9(FIA-GT3)/FALKEN Motorsports/ポルシェ911 GT3R(992)/44号車/ジョエル・エリクソン/ティム・ハイネマン/ニコ・メンゼル*/マーティン・ラギンジャーSP4T/スバルテクニカインターナショナル/SUBARU WRX NBR CHALLENGE 2023/カルロ・ヴァンダム/ティム・シュリック/井口卓人/山内英輝※チーム分けは変更になる可能性がある。ニコ・メンゼルは両車にエントリーする。 [オートスポーツweb ] 文章导航 関西学生バレー 男子は近大が全勝対決制して9連勝 女子は神戸親和大が10連勝で優勝決める <佐賀バルーナーズ>創設5年、B1初昇格 西宮に連勝 年間王者懸け、5月20日から長崎と隣県対決
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