バレーボールのVリーグ女子1部(V1)の久光スプリングスは16日、元ベルギー代表で今季チームの得点源として攻撃をけん引したリセ・ファンヘッケ(30)が退団すると発表した。 2022~23年シーズンに入団したファンヘッケは190センチの長身を生かした高い打点からの力強いスパイクとブロックで得点を量産。32試合(123セット)に出場したレギュラーラウンドでの計614得点、プレーオフ3試合(10セット)での計45得点はいずれもチーム最多だった。 ファンヘッケは「日本での初シーズンはとても楽しかったです。私を歓迎して、全ての試合で熱い声援を送っていただきありがとうございました」と広報を通じてコメントした。ベルギーで生活していた頃からラーメンが好物だったという親日家で、来日してからは選手、スタッフへのあいさつを必ず日本語でするなどチームに溶け込んだ。試合後のインタビューでも対戦相手へのリスペクトを欠かさず、コート外での立ち居振る舞いを含めてチーム内での信頼も厚かった。 今季3位に終わった久光は、女子日本代表アタッカーとして16年リオデジャネイロ、21年東京両五輪に出場した石井優希(32)をはじめ、同じくアタッカーの今村優香(29)、オポジットの白澤明香里(25)、セッターの井上美咲(28)、リベロの戸江真奈(28)と池谷優佳(25)の6人が現役を引退。加えてファンヘッケの退団により、当初19選手でスタートした今季のチームから計7人が抜けることになった。拠点も神戸市から、新練習拠点「サロンパスアリーナ」が完成した佐賀県鳥栖市に一本化。世代交代とともに大きな変革期を迎えようとしている。 また、スタッフでは大道(だいどう)幸佳トレーナーと竹内真マネジャーが退団すると発表した。(西口憲一) 文章导航 韓国バレーボール界の「女帝」キム・ヨンギョンが同国代表のアドバイザーとして初仕事 【バレー】男子日本代表 国際親善試合(日本対中国)の出場選手15人が決定