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 新日本プロレス「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア」16日秋田大会のAブロック公式戦で、リオ・ラッシュ(28)が石森太二(40)を撃破し開幕から無傷の4連勝を飾った。

 ともに3連勝発進を飾った無敗同士の〝首位攻防戦〟は、互いに一歩も譲らない高度な攻防の応酬となった。ブラディークロスを切り抜けたリオは、スパニッシュフライで形勢逆転に成功。ラッシュアワー(変型スタナー)を狙ったが、後頭部にカウンターのジャンピングニーを浴びてしまう。

 リバースブラディーサンデーで追撃され大ダメージを負ったものの、サイファーウタキを変型ドライバーで切り返す。今度こそラッシュアワーを決めると、最後は必殺のファイナルアワー(マッドスプラッシュ)で華麗に圧殺した。

 両ブロック合わせて唯一の4連勝。単独首位に立ち初優勝へ前進したリオは、会場で観戦していた幼い子供の姿と自身の子供の姿を重ね合わせて涙を流す一幕も。「このトーナメントも、プロレスをやっていることも、俺自身のためではない。これらはすべて、自分の子供たちのためなんだ。俺の原動力は、勝ち続けている動機はなんだと思う? 俺のすべては、家族のためだ。そのために勝ち続ける」と、異国でのリーグ戦を勝ち抜くためのただならぬ決意を明かしていた。

東スポWEB


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